ゲノム編集受託サービス会社徹底ナビ~Geno-Navi~

ゲノム編集をするイメージ

製薬企業・バイオベンチャー・研究機関向け商業用途にも対応できる
ゲノム編集受託会社を厳選

ゲノム編集の受託先をお探しの製薬企業・バイオベンチャー・研究機関の方へ。
商業用途に対応でき、ERS/BROADのライセンスを保有する会社を目的別に厳選して
ご紹介します。

ゲノム編集の対象イメージ

ERS/BROADの
ライセンスを使用する
【目的別】ゲノム編集
受託サービス会社3選

無駄なくスピーディーに

複雑なゲノム編集を
無駄なくスピーディーに 成功させたい

GenAhead Bio

GenAhead Bio公式HP
引用元:GenAhead Bio公式HP
(https://jp.genaheadbio.co.jp/)
  • ノックイン・レポーター細胞・マルチプルKOなど、一般的なプロトコールから既存プロトコールでは再現できない複雑なゲノム編集まで対応。受託実績は190件超(※)で、他社に断られた案件の引き継ぎにも応じる。
  • プール細胞の段階で編集成否を早期に確認できる独自のCRISPR-SNIPER法を採用。研究スケジュールが逼迫している場面でも、2~3週間でGo/No Goの判定を出し、後工程の遅延・手戻りを防ぐ。
納期の目安

2〜3週間

(成否判定)

主な対象生物・細胞種
  • iPS細胞
  • 細胞株
  • 初代培養細胞
ゲノム編集動物モデル

マウス・ラット等の
ゲノム編集動物モデルを
作製したい

セツロテック

セツロテック公式HP
引用元:セツロテック公式HP
(https://www.setsurotech.com/)
  • KOマウス・Floxマウスといった幅広い種類の遺伝子改変動物モデルを受託。マウス受精卵へのインジェクション技術を保有し、動物モデル作製を専門外とする研究者でも、必要な仕様を伝えるだけで依頼できる。
  • CRISPR/Cas9での編集が難しいケースに対しても、独自技術「ST8」による代替アプローチが可能。一度の問い合わせで複数の手法を提案してもらえるため、動物モデル作製の選択肢が広がる。
納期の目安

5ヶ月〜

(動物納品)

主な対象生物・細胞種
  • マウス
  • ラット
  • 培養細胞
  • 畜産動物
  • 微生物
一括で依頼したい

ゲノム編集から
オフターゲット解析等まで

一括で依頼したい

タカラバイオ

タカラバイオ公式HP
引用元:タカラバイオ公式HP
(https://www.takara-bio.co.jp/ja/index.html)
  • sgRNA設計・細胞株作製・オフターゲット解析・各種アッセイ(FCM・WB・PCR)まで、複数業者への発注・調整なしに同一窓口で完結。論文提出・社内審査に必要なデータを一貫した品質で揃えられる。
  • 自社開発のCRISPR試薬「Guide-itシリーズ」を販売。試薬を使って失敗した場合も、別の受託先を探すことなく、そのまま依頼できる。試薬の仕様を知り尽くしたチームが対応するため、条件設定のやり直しも発生しない。
納期の目安

4.5ヶ月〜

(株・動物納品)

主な対象生物・細胞種
  • iPS細胞
  • 細胞株
  • 初代培養細胞
  • マウス
  • ラット
※参照元:GenAhead Bio公式HP(https://jp.genaheadbio.co.jp/genome-editing/)
情報は2026年8月時点

【目的別】ゲノム編集受託サービス
会社3選を詳しく

無駄なくスピーディーに

複雑なゲノム編集を 無駄なくスピーディーに成功させたい

GenAhead Bio

納期の目安

2〜3週間

(成否判定)

主な対象生物・細胞種
  • iPS細胞
  • 細胞株
  • 初代培養細胞
GenAhead Bio公式HP
引用元:GenAhead Bio公式HP
(https://jp.genaheadbio.co.jp/)
GenAhead Bioが選ばれる理由
独自技術で手戻りを防ぎ
成否を早期に見極める

独自のCRISPR-SNIPER法で、数か月かかっていたクローン解析を2~3週間のGo/No Go判定に短縮。プール細胞の段階で編集成否を早期に見極められるため後工程の手戻りが少なく、受託実績190件超・リピート企業1社平均10~30件という実績※につながっています。

参照元:GenAhead Bio公式HP
(https://jp.genaheadbio.co.jp/genome-editing/) 2026年8月調査時点
創薬の第一線を歩んだ
代表が率いるチーム

代表の周郷司は東京大学薬学部を卒業し博士(薬学)を取得後、武田薬品工業に25年間在籍し、ゲノム編集研究に中心に従事した人物。同社出身メンバーが中心となり、製薬企業の厳格な研究開発水準を熟知したうえで対応するため、社内審査や論文投稿に耐える精度のデータを求める担当者にも安心して任せられます。

複雑な案件の引き継ぎ
にも柔軟に対応

マルチプルKOや誘導型KO、ノックイン型KO、レポーター細胞作製など、既存プロトコルでは再現できない複雑な編集にも対応。受託実績の過半数をiPS細胞が占め、リプロセルとの協業体制でiPS細胞の樹立段階からの依頼にも応じられるため、他社では対応が難しい案件についても、引き継げる可能性があります。

GenAhead Bioの主な使用ライセンス
  • ERS Genomics Ltd
  • BROAD INSTITUTE
GenAhead Bioの主な対応サービス
  • 点変異導入
  • ノックアウト/ノックイン
  • iPS細胞編集
  • gRNA/ドナーベクター設計
GenAhead Bioの
ゲノム編集作製例
01
点変異ひとつで、
EPP特有の自家蛍光を
iPS細胞に再現
GenAhead Bio公式HP
引用元:GenAhead Bio公式HP(https://jp.genaheadbio.co.jp/genome-editing/)

iPS細胞のFECH遺伝子に1塩基置換(c.286C>T)を導入し、骨髄性プロトポルフィリン症のモデル細胞を作製した事例。サンガーシークエンスで親株との配列の違いを確認し、赤血球細胞に特有の自家蛍光(赤色)も確認されました。

GenAhead Bioの
会社情報

武田薬品工業出身のメンバーが設立した企業。独自技術「CRISPR-SNIPER」でゲノム編集を効率化し、リプロセル社と協業してiPS細胞のゲノム編集受託サービスも展開しています。

社名 株式会社GenAhead Bio
本社所在地 神奈川県藤沢市村岡東2-26-1
(湘南ヘルスイノベーションパーク内)
公式HP https://jp.genaheadbio.co.jp/
ゲノム編集動物モデル

マウス・ラット等のゲノム編集動物モデルを作製したい

セツロテック

納期の目安

5ヶ月〜

(株・動物納品)

主な対象生物・細胞種
  • マウス
  • ラット
  • 培養細胞
  • 畜産動物
  • 微生物
セツロテック公式HP
引用元:セツロテック公式HP
(https://www.setsurotech.com/)
セツロテックが選ばれる理由
独自技術GEEP法で
幅広い作製に対応

独自開発した受精卵エレクトロポレーション法(GEEP法)を採用。マイクロインジェクションより簡便な操作で、KOマウスやFloxマウスなど幅広い遺伝子改変マウス・ラットの作製に対応しています。動物モデル作製を専門としない研究者でも、必要な仕様を伝えるだけで依頼できます。

一度の相談で複数の手法
選択肢が広がる

同社の沢津橋俊氏らが開発したゲノム編集因子「ST8」により、CRISPR/Cas9での編集が難しいケースにも代替アプローチが可能。一度の相談で同時に複数の手法を検討でき、動物モデル作製の選択肢が広がります。

徳島大学発の技術と
ライセンス基盤

徳島大学の研究者が開発した技術をもとに2017年に設立。ERS Genomics・Broad InstituteのCRISPR/Cas9ライセンスに加え、徳島大学の特許も活用し、確かな知財基盤のもとでゲノム編集受託サービスを展開しています。

セツロテックの
主な使用ライセンス
  • ERS Genomics Ltd
  • BROAD INSTITUTE
セツロテックの
主な対応サービス
  • ノックアウトマウス
  • ノックアウト/ノックイン細胞
  • 農作物・水産生物のゲノム編集
  • 事業化支援
セツロテックの
ゲノム編集作製例
01
原因遺伝子の変異を再現し、難病の病態解明に貢献した動物モデル
セツロテック公式HP
引用元:セツロテック公式HP(https://www.setsurotech.com/media/case_250728/)

KIF22遺伝子の変異モデルマウスを用いた研究例。野生型に比べ脛骨の成長板と骨の長さが短縮し、軟骨細胞では異常な紡錘体形成による細胞増殖の低下が確認されました。脊椎骨端骨幹端異形成症2型の病態解明につながっています。

参照元:セツロテック公式HP
(https://www.setsurotech.com/media/case_250728/)
セツロテックの
会社情報

徳島大学の研究者らが2017年に設立したベンチャー企業。独自技術「受精卵エレクトロポレーション法(GEEP法)」と「ST8」を軸に、ゲノム編集受託サービスと精密育種事業を展開しています。

社名 株式会社セツロテック
本社所在地 徳島県徳島市蔵本町3-18-15 藤井節郎記念医科学センター内
公式HP https://www.setsurotech.com/
一括で依頼したい

ゲノム編集からオフターゲット解析まで一括で依頼したい

タカラバイオ

納期の目安

4.5ヶ月〜

(※株・動物納品)

主な対象生物・細胞種
  • iPS細胞
  • 細胞株
  • 初代培養細胞
  • マウス
  • ラット
タカラバイオ公式HP
引用元:タカラバイオ公式HP
(https://www.takara-bio.co.jp/ja/index.html)
タカラバイオが選ばれる理由
sgRNA設計から動物作製まで一括対応

sgRNA設計・細胞株作製(ノックアウト/ノックイン)・オフターゲット解析・各種アッセイ(FCM・WB・PCR)まで、複数業者への発注・調整なしに同一窓口で完結。オフターゲット解析では、エクソームや全ゲノムシーケンスデータをもとに検出感度の高い解析ソフトを用いて標的領域・オフターゲット領域双方の変異を確認するなど、論文提出・社内審査に必要なデータを一貫した品質で揃えられます。

自社製のCRISPR試薬「Guide-it」

sgRNA調製用キットから、フェノール・クロロホルム抽出を使わない高純度精製キットまで、自社開発のCRISPR試薬「Guide-itシリーズ」を展開。実サンプルを使わずにsgRNAの編集効率を事前検証できるため、いきなり細胞編集に着手するより手戻りが少なく済みます。試薬を使った編集がうまくいかない場合も、仕様を熟知した同じチームがそのまま受託対応するため、条件設定のやり直しが発生しません。

磁気ビーズ濃縮で
KO効率を向上

sgRNAとCas9タンパク質(RNP)を導入したプール細胞に磁気ビーズ選択を適用し、目的遺伝子のノックアウト細胞を濃縮したうえでシングルセルクローニングを行う独自手法を確立。CD81を標的とした実験では、293T細胞で陰性細胞率が14.6%から98.3%へ、J45.01細胞でも9.3%から80.5%へ上昇しており、細胞株によらず取得効率の向上が確認されています(※)。

タカラバイオの
主な使用ライセンス
  • ERS Genomics Ltd
  • BROAD INSTITUTE
タカラバイオの
主な対応サービス
  • sgRNA設計
  • ゲノム編集細胞株・動物の作製
  • オフターゲット解析
  • 各種アッセイ(FCM・WB・PCR)
タカラバイオの
ゲノム編集作製例
01
磁気ビーズ選択で、ノックアウト細胞の濃縮効率を大幅アップ
タカラバイオ公式HP
引用元:タカラバイオ公式HP
(https://catalog.takara-bio.co.jp/com/tech_info_detail.php?mode=3&masterid=M100007395&unitid=U100007790)

sgRNAとCas9タンパク質を導入したプール細胞に磁気ビーズ選択を適用し、目的遺伝子のノックアウト細胞を濃縮する事例。CD81を標的とした実験では、293T細胞で陰性細胞率が14.6%から98.3%へ、J45.01細胞でも9.3%から80.5%へ上昇し、細胞株によらず取得効率の向上が確認されました。

タカラバイオの
会社情報

1979年に遺伝子工学研究用試薬「制限酵素」の発売でバイオ事業を開始し、2002年に宝ホールディングスから分社化して設立。CRISPR/Cas9関連の受託サービスと試薬開発を展開しています。

社名 タカラバイオ株式会社
本社所在地 滋賀県草津市野路東7-4-38
公式HP https://www.takara-bio.co.jp/ja/index.html

ゲノム編集で用いられる代表的な4つの改変手法を解説します。目的に応じて適切な手法を選ぶことで、無駄のない依頼につながります。

GenAhead Bio

GenAhead Bio公式HP
引用元:GenAhead Bio公式HP
(https://jp.genaheadbio.co.jp/)

武田薬品工業出身のメンバーが設立。独自技術CRISPR-SNIPERで、iPS細胞のゲノム編集受託を提供しています。

公式HP https://jp.genaheadbio.co.jp/
本社所在地 神奈川県藤沢市村岡東2-26-1(湘南ヘルスイノベーションパーク内)
主な対応サービス SNP変換・ノックアウト(KO)・ノックイン(KI)・iPS細胞編集・gRNA/ドナーベクター設計
ライセンス情報 ERS Genomics Ltd./Broad InstituteとCRISPR特許ライセンス契約済み

セツロテック

セツロテック公式HP
引用元:セツロテック公式HP
(https://www.setsurotech.com/)

徳島大学発ベンチャー。独自技術GEEP法・ST8で、マウス・ラット等の動物モデル作製を受託。

公式HP https://www.setsurotech.com/
本社所在地 徳島県徳島市蔵本町3-18-15 藤井節郎記念医科学センター内
主な対応サービス ノックアウト(KO)マウス・ノックアウト(KO)/ノックイン(KI)細胞・農作物・水産生物のゲノム編集・事業化支援
ライセンス情報 ERS Genomics Ltd./Broad Institute

タカラバイオ

タカラバイオ公式HP
引用元:タカラバイオ公式HP
(https://www.takara-bio.co.jp/ja/index.html)

1979年にバイオ事業を開始、2002年に分社化して設立。試薬開発とsgRNA設計〜動物作製までを一括して対応します。

公式HP https://www.takara-bio.co.jp/ja/index.html
本社所在地 滋賀県草津市野路東7-4-38
主な対応サービス sgRNA設計、ゲノム編集細胞株・動物の作製、オフターゲット解析
ライセンス情報 ERS Genomics Ltd./Broad Institute

ゲノム編集の基礎知識

ゲノム編集の改変手法、対象別の応用例、外注時の注意点など受託サービスを利用するにあたって知っておきたい基礎知識を徹底解説します。

ゲノム編集の改変手法を解説

標的遺伝子の機能を完全に失わせる編集手法。DNA配列に欠失や挿入を起こして遺伝子を破壊し、その遺伝子が本来持つ機能を調べる目的でよく用いられます。

目的の遺伝子配列を狙った位置に挿入する編集手法。レポーター遺伝子の導入や変異箇所の置き換えなど、狙った通りの配列に書き換えたい場合に使われます。

DNA配列中の1塩基だけを別の塩基に置き換える編集手法。ヒトの疾患に関連するSNP(一塩基多型)を再現したモデル細胞・動物の作製などに使われます。

特定の組織や時期だけで遺伝子機能を失わせる編集手法。loxP配列とCreリコンビナーゼを組み合わせ、個体の生存に必要な遺伝子でも解析できるようにします。

ゲノム編集:対象別の応用例

ゲノム編集は対象細胞ごとに適した手法が異なります。代表的な7対象への応用例を解説します。

CASE
1

iPS細胞・ES細胞

多能性幹細胞を用いた疾患モデル細胞の作製に利用されます。 分化誘導後の解析を通じ、創薬研究や病態解明への応用が進んでいます。

CASE
2

難感染性細胞

T細胞やNK細胞など、遺伝子導入が難しい免疫細胞への応用です。 電気穿孔法等を活用し、CAR-T細胞開発の研究に役立てられています。

CASE
3

不死化細胞株

293T細胞やHeLa細胞など、株化細胞への応用です。編集効率が高いため、 まずは不死化細胞株で条件検討を行うケースも多くあります。

CASE
4

農作物

イネや野菜などの農作物への応用です。病害抵抗性や収量に関わる遺伝子を改変し、 品種改良の期間短縮につながる技術として注目されています。

CASE
5

水産物

マダイやトラフグなど養殖魚介類への応用です。成長速度や可食部の増大に関わる 遺伝子を改変し、生産性を高める研究が進められています。

CASE
6

家畜

牛や豚、鶏などの家畜への応用です。生産性や耐病性に関わる遺伝子改変により、 品種改良の期間短縮につながる技術として注目されています。

CASE
7

マウス

疾患モデルマウスの作製に利用されます。受精卵へのゲノム編集により、 個体レベルで遺伝子機能を調べ、病態解明や薬効評価に広く用いられています。

ゲノム編集外注時の注意点とは?

特許ライセンス(CRISPR/Cas9)

特許ライセンス(CRISPR/Cas9)を知る

CRISPR/Cas9の基盤特許は、ERS Genomics社とBroad Institute社が管理しています。商業目的で依頼する際は、委託先が双方の正規ライセンスを取得済みかを事前に確認することが重要です。

カルタヘナ法とは?

遺伝子組換え生物の使用を規制する法律で、環境への拡散を伴う第一種使用等と、拡散を防止する第二種使用等に区分されます。外来遺伝子を残さない編集は規制対象外となる場合もあり、事前確認が欠かせません。

海外受託のリスク

海外の受託会社は費用を抑えられる一方、検体の国外輸送・通関に伴う品質劣化やコンタミネーションのリスク、技術情報の管理体制の違いに注意が必要です。国内実績も含めた比較検討が望まれます。

費用だけで選ぶと失敗する?

料金の安さだけで委託先を選ぶと、経験不足による作製の失敗や、想定より工期が延びる事態につながりかねません。実績数や技術力、納期の確実性なども含めて総合的に判断することが重要です。

倫理審査の委託先と手順

動物実験や人由来細胞を用いた研究では、委託者側の所属機関で倫理委員会・動物実験委員会の承認を事前に得ておく必要があります。受託会社が技術面を代行しても、この手続きは免除されません。